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もっと良い作品を観なきゃ!
Chiです。
優秀校東京公演の感想を述べさせてもらう前に、まず、お知らせを!

8月30日(木)12:20から 三刀屋文化体育館アスパルで、
三刀屋高校の「ヤマタノオロチ外伝」の最後の公演があります。
これは、ぶた芸のみんなは新学期で無理でしたよね。

9月2日(日)にも大人の方が演じられる『異伝ヤマタノオロチ』が
チェリバホールで上演されます。
原作:佐古和枝
脚本・演出:亀尾佳宏
平成24年9月2日(日)
【昼の部】12:30開場 13:00開演
【夜の部】18:00開場 18:30開演

行きませんか?
亀尾先生の作品は、脚本の言葉遊び、集団演技や照明、音響などの工夫、見立ての巧みさが楽しめます。
一度も見たことのない1年生に是非観て欲しいです。

さて、優秀校東京公演について…

2012年度の優秀校東京公演、本当に素晴らしかったです。
どの作品も、心をぎゅっとつかまれて、涙をこぼさずには観られませんでした。
そして、演劇を観る喜び、やれる歓びを心の底から感じました。

本当に、ぶた芸のみんなに見せたかった。
それは、本当にもう、残念です。

エリ、修学旅行の前日というのに、思いを書き綴ってくれてありがとう。
果敢にも、たった一人で、三刀屋高校の出雲公演や、優秀校東京公演のゲネプロに参加してくれたこと、
誇りに思います。
心細かったでしょう? でも、良い作品を観られたから甲斐があったよね。

今回の優秀校東京公演を観て、二つの大切なことを思い出しました。

1、演劇を上手くなろうと思ったら、できるだけたくさんの良い作品を観ること

2、作品の良さを酌み取るには、観る側にも力量&エネルギーを要求されること

です。

どうしてもぶた芸のみんなに言いたくて、記事を書かせてもらっています。

1は、私が高校演劇の顧問を始めたばかりの頃、
(たしか「ぼくんち」で県大会に進んだときだったと思います)
県大会の審査員の桐朋学園短大の篠崎光正先生に教えていただいたことです。

「多感な子ども達にできるだけたくさんのお芝居を見せなさい。
 そして、そのお芝居の良いところを探させるのが、良い芝居を創る一番の近道です」

だから、私は、部員たちを連れて、四国に行ったり、九州に行ったり…
フットワーク軽く、あちこちを飛び回りました。

幸いなことに大会で勝ち進むことが続いて、
自ら動かなくても、大会に参加することで、ある程度の数の作品に触れられるようになって、
いつの間にか、あの頃の純粋な気持ちを失ってしまっていた気がします。

私自身が抱えなくてはならないものが増えてきたせいもあるかもしれません。
なかなか、簡単に演劇を観るために出かけていくことができなくなってしまっていました。

何より、
「演劇を観たい!」
という純粋な気持ちを失ってしまっていた気がします。

傲った気持ちが、ピュアな気持ちで作品を観る目を奪ってしまっていたのかもしれません。
あるいは、忙しさから疲れて切ってしまい、演劇を楽しむ体力も気力も失っていたのもしれません。

日頃の不摂生がたたって眠気に襲われて、作品を過小評価してしまったり、
勝敗へのこだわりから、相手校の作品を批判的に観てしまったり、
気づかぬ内に作品の完成度の高さに嫉妬してしまっていたり……
今から考えると随分もったいないことをしてきました。


どうか……ぶた芸のみんなにも、もっと演劇を楽しんで欲しい。
自分たちの作品を極めることももちろん必要です。
でも、ほかの人が全力で創り上げた作品は、たくさんのことを教えてくれます。
そして、必ず、その感動は自分たちの作品をさらに良いものにしてくれます。

高校生のお小遣いでは、「富山に行く」、「東京に行く」なんて、
簡単なことではないですよね。
大人の私でも、数万円を出すことをかなり迷ったのですから。

でも、ぶた芸のサポーターとして、いつも励ましてくださっているパックさんは、
青春18切符を上手に使って、とても経済的に全国大会に行く方法を示してくださいました。

来年の全国大会は、長崎だそうです。
どうか、今から少しずつお小遣いを貯めて、自分自身の目で最高峰の舞台を見て欲しい。
中国ブロック代表として全国大会に行って欲しいけれど、
もし、その夢が絶たれたとしても、なんとか自分達の目指したものは何だったのか、
自分の目で確かめに行って欲しいと思います。

地区大会直前だから………それでも、行って欲しい。
4,5日練習を犠牲にしても、もっと多くのものを得られるはずです。

幸い、今年は中国ブロックの大会が、すぐ近くの周南市文化会館で開かれます。
中国ブロックのレベルの高さ、バラエティの豊かさを目撃できるはずです。
役員を務めなければならないから、舞台を観るのは難しいのかしら!?

どうか、これからも、いろんな機会をつかまえて、良い作品を観てください。
自分達が創っている作品の問題点が、自然に見えてくるはずです。
そして、大きく成長できるはずです。

東京公演の甲乙つけがたい珠玉の4つの作品に心揺さぶられて、
この感動や見せられなかった悔しさをぶつけずにはいられない気持ちになりました。

私が見た作品の感想をまとめておきますね。

岐阜県立岐阜農林高等学校の
岐阜農林高校演劇部作『掌(たなごころ)~あした卒業式から』は
本番が観られなくて、24日金曜日のゲネプロを見せていただきました。
演劇作品に対するピュアな心を取り戻せたのは、この作品と出会えたからかもしれません。
舞台で、生き生きと生きてる高校生達の表情を観て、号泣してしまいました。
10代の多感な時期のちょっと拗ねたその表情は、その時しか出せない魅力です。
話の内容も、今、農工高校に勤務しているせいか、他人事ではありませんでした。
生徒達も個性的です。
素直になれない人、ものすごく真面目な人、調子のいい人、つい無責任な発言をしちゃう人、
人を傷つけずにはいられない瞬間……
大人の都合やどうしようもない運命に翻弄されるとき……

「人間だもの」って言いたくなるような不完全でユニークなクラスメートたちが、
それぞれの良さを認めて、仲間になっていく。
心の奥がほっと温かかくなって、優しい気持ちになり、つい微笑んでしまいました。
そして、どうしようもないことが起きるのが人生。
心を揺さぶられました。

いなくなると分かっていたら、もっと優しく接したのに。

平等平等って世の中平等なことなんて何もない。

彼女は、幸せだったんだろうか。

...突然に大切な仲間を奪われた悔しさが舞台から溢れてきました。

50以上もきっかけのある照明で一時間押しのゲネプロだったせいで、
十分な準備ができないまま、ゲネプロがスタートしてしまい、
途中舞台や照明の段取りが違ってたりして、
舞台上に顧問の先生が入って来られたにもかかわらず、
私自身は、集中力が途切れることなく、世界に入り込めました。

私に高校演劇独自の魅力を思い出させてくれた、忘れられない作品です。

神奈川県立大船高等学校の
のまさとる作・音楽/深沢七郎『楢山節考』原作『新釈 姥捨山』は、
ため息のでるようなすごい迫力の作品でした。
65人もの部員がいて、見事な舞台装置にまず圧倒されました。
そしてたくさんの人が踊り出しました。ぴったりと揃った美しい振付。
そして、歌が上手い。声が良い。
太鼓やチェロやバイオリン、キーボードで生演奏。
髪の結い方も、衣裳の汚し方も、全く自然、
新解釈の河童の存在さえ自然に受け入れさせてしまう見事な世界づくりです。
いきなり、問答無用で舞台に引き込まれ、これが高校の部活動!?と思わされました。

今、華陵の新作も老人介護の問題で、私自身も、老人問題についていろいろ考えていたのですが、
大船高校の作品は、「姥捨山」だけど、単なる老人問題に終始せず、

限られたものを分かち合って人が生き残るために作らざるを得なかった秩序について
疑問を投げかけることでした。
村人は、自分たちで作った掟に縛られ、
掟の名のもとに平気で人を殺めることが出来てしまうという深いお話でした。
新生児を放置し、娘を売り、食料を盗んだ一族を皆殺しにし、親を山に捨てるという残酷な話を、
慈愛に満ちた河童の優しい語りと美しい歌と踊り、そして魅力的な生演奏で届けました。

いつの間にか、私は、山に捨てられる老母になっていて、
立ち去ることをためらっている息子に、
「振り向くな! 私のために、私を捨てて強く生きて! 」
と心の中で叫び、号泣していました。

青森県青森中央高等学校の畑澤聖悟作
『もしイタ~もし高校野球の女子マネージャーが青森の「イタコ」を呼んだら~』は、
3月観た作品と全然別の作品に感じました。
畑澤先生は、数カ所の演出に手を入れられたそうですけど、
脚本は、10行くらい足して、10行くらいカットしただけとおっしゃっていました。
でも、私には、全く違ったものに思えました。

細かい変更点は、けっこう気づきました。
時計は、前の組み体操みたいな振り子時計も良かったけど、
今回の秒針役のメガネの子の表情がとても良かった。

朝のランニングシーンやカラスは3月のも好きだったけどなぁ……
何が変わったのかはよくわかりませんでしたが、何かが違う気がしました。

でも、強烈に違っていたのは、多分、私のコンディションだった気がします。
3月に下松の震災復興イベントに来ていただいて、上演していただいたとき、
私は、華陵の4作品の上演を抱えていて、疲労困憊でした。
素舞台で、なんの電気的演出もなしで、演劇ができるなんて、すごく面白いと思ったし、
被災地を回られて、多くの方を励まされてきたことに深く感銘を受けたのですが、
作品自体に心を揺さぶられませんでした。
なんで、私は感激できなかったのだろう……とずっと気になっていたのですが、
心が疲れ切っていたからなのですね。

今回は、心から笑い、心から泣きました。
お母さんが、ピッチャーのカズサを抱きしめる瞬間には、嗚咽が止まらなくなりました。
これほど、感動できる作品を、感動できなかった過去の自分に腹が立ちました。

つくづく、演劇は、観る側にも力を要求するのだと思い知った瞬間です。

同じことを、千葉県立八千代高等学校の
タカハシナオコ作「日の丸水産HINOMARU FISHERY~ヒミコ、日野家を語る~」で
体験しました。
八千代高校のゲネプロのとき、前日までの家族旅行がたたって、うとうとしてしまったのです。
主人公の語りで、主人公の家の昔話を短いスパンで繋いでいくのですが、
主人公の語りのたびに、昔話が停止し、舞台全体が暗くなるのです。
疲れているときには、闇は敵です!
また、語りの女の子の早口に耳がついていかず、聴き取れない台詞はいくつか。
私は、台詞が聞こえないと、途端に集中を切らしてしまうタイプの観客で、
「やばい! 集中、集中」と自分に言い聞かせましたが、
度々ホールが暗くなるので、何度目かの暗転でついに眠りこんでしまいました。
目が覚めたときは、津波のシーン、クライマックスでした。
しかし、主人公の女の子は最初の頃と同じ、勢いの衰えない淡々とした語り口でした。
私は内容も知らずに、被災した人の気持ちも分からないのに津波を利用していいのかと
作品に反感さえ持ってしまいました。

八千代高校の皆さん、本当にすみません。
26日の優秀校東京公演の八千代高校の本番を観た後、その素晴らしさに、
そのまま舞台に飛んでいって、
ゲネプロで感じてしまったことをお詫びしたい気持ちになりました。

悪いのは眠気に負けてちゃんと全部見られなかった私だったのです。

すごい作品でした。
網元の娘と貧しい娘たちとの対比。
女衒に買われていくことになっている姉役の子の踊りが非常にセクシーで、
実際に脚本でそういう設定になっているのですが、
とても魅力的で、息を飲む美しさで、惹きつけられました。
後ろ向きに、裸になって、美しい衣裳に着替えるシーンでは、どきっとするほどでした。
最初の高校生の女の子の語り口からは想像できないほど話は大きく展開し、
殺人とその後の処理というミステリー仕立てに、物語に深く入り込んでしまいますが、
津波が現在と過去を繋いだ瞬間、全身に大波を浴びたようなショックを受けました。
単なるミステリーでもエンターティメントでもなく、
3/11の厳しい現実を真剣に考えた人達が、自分の持てるもの、考えること、
抱いた思いを真っ向勝負で創り上げたすごい作品なのだと思いました。
圧倒されて、しばらく動けませんでした。
本当に素晴らしい創作です。
この脚本を書かれた顧問の先生の才能にも圧倒されました。
そして、あの官能的な踊りは、少ない部員が協力して、
さまざまな日本舞踊を観て、独自に考え出した踊りだと知り、感動しました。
本当に、すごい。

わざわざ観に行って本当に良かったと思いました。

今回の4つの作品は、どれも高校生の本気が溢れていて、
自分の心が激しく動いたことを実感できる素晴らしい作品ばかりでした。

高校生ならではの魅力を再確認し、
こんな志の高い人達が築いてくれる未来は、明るくないはずがないと思いました。

同時に、作品の価値を理解できないことは、自分の力不足を示しているとも思いました。
「もしイタ」は批評家の西堂行人氏には、以下のように評されていたそうです。
全国高等学校演劇大会(富山大会)審査員講評 

自分の読解力や考察の甘さを指摘された気がして、ショックでした。
この講評をアップしてくださった古田先生のブログには、
先生ご自身の感想もあって、(この記事につづけてあります)
鋭いところをついていらして、興味深かったです。
是非、読んでみてください。

どうか、ぶた芸のみんな、
あなた達の作品も、観る人の心を揺さぶるものになるよう、真っ向勝負してください。
あなた達の真剣は、必ず観る人の心を動かします。

まだまだできることはいっぱいありますよ。
これからの成長に期待してます。
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【2012/08/27 12:20】 | 観劇メモ | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
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コメント
Chi先生、エリさん、国立観劇お疲れ様でした!

ぶた芸のみなさん、大会などの関係で富山や国立にいけなくて本当に残念でした。
今年の富山、国立は、本当にすごかったです。
みんなにわかりやすく説明すると、昨年の「カツっ!」と同じぐらいすごい作品が次から次に観ることができるっていう大会でした。

パックは、Chi先生を通じてここに書いていただいた「青春18きっぷ」を利用して富山と国立に行ったのですが、皆さんの今後の観劇ツアーの参考にしていただくために富山、国立に行くために使った費用を書いておきたいと思います。

<交通費>
青春18きっぷ 11,500円(2,300円×5)
①松阪~富山
②富山~松阪
③松阪~上野
④上野~松阪
以上のように一人で二往復しても一回分残るというお得な切符です。

<宿泊費>
富山四泊 (朝食付き、会員割引利用) 17,244円

上野三泊 (朝食付き、会員割引利用) 10,998円

両方合計で約4万円に飲食代含めて5万円ほどですみました。

二人一部屋宿泊すれば更に安い予算で行くことも可能です。

簡単な説明なのでわかりにくかったかもしれませんが、詳しい説明が必要ならまたさせていただきますね。

長崎では、ぶた芸が出場校で参加というのがパックとしては、一番嬉しいのですが・・・。

【2012/08/30 22:17】 URL | 妖精パック #V81E8UhM[ 編集] | page top↑
パックさん、三刀屋高校に行ってきました!
パックさん、いつもありがとうございます。
亀尾先生とも少し話ましたけど、今年の全国大会は本当にレベルが高かったんですね。
亀尾先生ご自身は、入賞できなかったけど、三刀屋高校の上演が大変素晴らしいものだったので、悔いはないとおっしゃっていました。
本当にそのとおりだと思います。
三刀屋高校、大変素晴らしかったです。
去年の中国大会で敗れた痛みをすっかり忘れてしまうほど、素晴らしい作品になっていました。
神話という難しい分野を、これほどまでに真摯に極められた作品に負けたのだから仕方がないって、潔く拍手喝采できました。
一緒に連れて行ったうちの子達も、瞬きもせず、食い入るように観ていました。

ホールが大きすぎるせいか、若干聞こえ辛い台詞があって、亀尾先生のユニークな言葉遊びを一言一句聞き逃したくないって思う私にはちょっと残念だったのですが、スポーツにも使われる大きなホールで、全校生徒をしーんとさせた完成度には、感心しました。

華陵はもう新学期が始まっているので、この30日の三刀屋高校の文化祭公演は観られなかったのですが、9月2日にあるチェリバホールの市民劇の方を観て欲しいとすごく思いました。

華陵も、文化祭前です。
観客の心を惹きつける上演ができることを祈っています!
【2012/08/31 15:25】 URL | Chi #-[ 編集] | page top↑
何様のつもりだろう。
富山東京へ行ってない部員に対して「本当に勿体ないことをした」とは。
行った部員に対して「誇りに思う」とは。

全国よりも地区大会。
観劇よりも文化祭。
眼前の公演を優先するのは舞台人として当たり前ですし、そうじゃなきゃ観てださるお客さんに申し訳ない。
ひとりひとり家庭事情も違う。高校生が遠出することは大変なこと。社会人感覚で言ってしまうのはどうだろう。
観に行く人もいると伺いました。それはそれでけっこう。しかし誘い方に配慮が足りない。
どうしても行けない人だっているかもしれない。
【2012/08/31 23:58】 URL | 583 #-[ 編集] | page top↑
583 お互い配慮を
583、最近、どうしちゃったんですか?
自分のコメントを読み直してみてください。
他の方が心配してメールを下さいましたよ。

私は、ぶた芸のみんなが行けなかったことを責めてもったいないことをしたと言ったのではないです。
もちろん、どうだろう、観てきた自分はすごいだろって自慢するつもりもありません。
本当に素晴らしい作品だったと強調するためにそういう言葉を使いました。

もったいないって言葉が、きつく響いたでしょうか。
削除するのは簡単なのですが、脚本を創り、言葉の感性を養っているぶた芸のみんなのためにも、反面教師として、敢えてこの言葉を残しておきますね。

「本当に、ぶた芸のみんなに見せたかった。
それは、本当にもう、残念です。
こんな素晴らしい作品たちを観なかったあなたたちは、本当にもったいないことをしました。」

確かに配慮に欠けた言葉かもしれませんね。
完全な片思いかもしれませんが、私は、顧問を離れた今でもなお、ぶた芸のみんなには、ものすごく愛情を感じています。
だから、素晴らしいものに触れたとき、恋人と分かち合うように、家族と分かち合うように、みんなとも分かち合いたい。
良い作品を観たら、全部あなたたちに見せてあげたい!
そう感じてしまうのです。
その思いから出た言葉です。

だから、傷ついた子たちがいたら、ごめんね。
でも、私が協力できるところなら、いつでも協力して連れて行ってあげたいって思ってます。
ちょっと頑張れば、良い作品に触れられるなら、できるだけ観ましょうよ、良い作品!

全国大会前、ぶた芸の子たちも随分悩んだんですよね。
全員が行けるなら、みんなで行って向こうで練習するつもりでいました。
でも、動き始めるのが遅くて、宿泊するところの確保が間に合わなかったのです。
早くからパックさんがホテルをおさえるようにおっしゃってくださっていたのに、残念なことでした。

だから、その反省を含めて、記事に書かせていただきました。
次回は、なんとしても、大会に行くつもりで、地区大会の準備も考えて欲しい。

583たちOBが、時々覗いて、アドバイスできるのは、たくさんの良い作品を観てきたからです。
良い作品を観ることは、2,3日猛練習するよりずっと意味があると、今回の優秀校東京公演を観て、改めて強く感じました。
自分たちがやっていることについて、もう一度振り返ることができるのです。
ひたすら完成度を上げるだけが、演劇ではないと打ちのめされる思いでした。

今回の全国大会は、私自身も自分の家族の都合で行けず、たくさんの方々の感嘆の言葉を耳にするたびに、とても残念に思いました。
それは、今回に限らずいまだに伝説になっている過去の全国大会についてもです。
他県の顧問の先生のブログで、島根大会の素晴らしさを読んで、タイムマシーンに乗ってでも行きたいと思いました。
583が、過去の作品を観たときの感動を話してくれるたびに、観なかった自分を悔いてしまいます。

かつて演劇から卒業しようと、全ての演劇を封印したとき観なかった青春舞台をすべて借りて見直したいと思ったのもそのせいです。

地方に住む者にとっては、NHKが青春舞台で全編を放送してくれなくなったことは、非常に辛いことですよね。
だからこそ、ぶた芸のみんなも、貧乏旅行でもいいので、なんとか全国大会に行く方法を考えようよと提案しているのです。

「何様のつもりだろう。」と583は言いました。
何様なんて表現を、他者に平気で向けられるなんて、ネットの弊害のような気がします。
「何様のつもりか」ではないから、私に面と向かって言ってるわけではないんでしょうね。
他に閲覧している人の目を意識して、その人達の共感を得ながら、間接的に否定している。
ちょっと卑怯な気がします。

このコメントを読んで、不快になられる方もいらっしゃるかもしれませんが、どうか、お許し下さい。
こういう言葉や感情のやりとりが全て脚本づくりの糧になると信じて、ぶた芸ブログは、結果的に生まれてしまった負の思いも削除せずに続けてきてます。
もちろん個人を傷つけてしまったり、中傷したりする言葉を意図的に使うことは避けるべきですが…

思いを分析し、言語化、視覚化することが、演劇を創る上での一番の勉強だと思っているからです。

【2012/09/01 11:13】 URL | Chi #-[ 編集] | page top↑
みえる眼がほしい
先生のコメントより引用・・・

2、作品の良さを酌み取るには、観る側にも力量&エネルギーを要求されること

そうです。わたしもその意味がすこしわかって、やっと観る力の芽が出てきました。(と勝手におもっています。演劇に携わっておられる方、レベルの低さをわらってくださいね)
演じる方としては、観るヒトのここをを動かすことのできるような作品をつくることが大切かも。
でも、観る方も、その地下深くに潜っている作者やキャストの心の機微まで観ること、かんじることができる力があれば、おもしろさ倍増ですよね。

見えるものを増やす。とでもいうのか。
見えるヒトには見えるけど、みえないわたしには見えない。(くやしい~~)

肉体としての体調、心の余裕も必要。そして、はやり観るべきものがみえる目をそだてないといけないんよね~~ということが前顧問の先生のコメントからわかりました。

それには、初めにもどりますが、どれだけ沢山の作品をみたか。それにたいして考察したかにという日々の愚直なまでの小さな積み重ねとおもいます~~~どの専門分野でも同じだ。
映画のDVDなどの特典の部分にある、メイキングの映像や監督の解説付きの部分も勉強になるようにわたしはおもっているけどいかがなものでしょうか?

というわけで・・・わたしも県大会、中国大会、そして長崎の全国大会とつづく一連の大会に出場される作品を制覇できるように日々倹約と、節制に努めようとおもいます。
その中に、フローレンスさんの名前があることを密かにひそかに期待して・・・かなり期待して!!

なつの終わりに光市民による市民ミュージカルをみてきました。高校演劇とは目的も対象もちがうのですが、そこには応援する市民と演じる市民の熱気があふれていました。こんなのも結構おもしろいです。
このときのアンケートに、1.次は参加(出演)する 2.これはなにかわすれた 3.つぎも観るだけにする という選択肢があってわたしは、3.つぎも観るだけにする。に○をした。観るだけでも、充分いいですよ。観ることだって大切。みにきてね。というソフトな気持ちがつたわるようで、良い気分になりました。

舞台芸術部のみなさん、2学期になりました。
さらにバージョンアップして、互いに喧嘩になるほど話し合って、良き作品を作り出す喜びを共有してくださいね。期待し、応援しています。
【2012/09/01 13:25】 URL | まつ シニア #-[ 編集] | page top↑
まつ シニア様、温かい言葉、ありがとうございます!
まつシニア様、私の言葉足らずの日記を温かく、そして深く読み取ってくださって、心から感謝しております。

思いを言葉で伝えるのはなかなか難しいことです。
特に、ネットという様々な考え方を持った人々からアクセス可能な状況で、齟齬を来すことなく、思いを正確に伝えることは、不可能にも思えてきます。
でも、まつシニアさまのような温かい応援のコメントをいただくと、ぶた芸が続けてきた「思いを言葉にする」試みは間違いではなかったと救われます。
本当にありがとうございます。

今日、三刀屋高校顧問の亀尾先生が創作・演出された「異伝ヤマタノオロチ」を
雲南市のチェリヴァホールに見に行って参りました。
1年生5人と部長と指導員のしんも一緒でした。
高校生の演じる「ヤマタノオロチ外伝」にさらにサブストーリーが加わって、ユーモアたっぷりの90分にわたるお芝居でした。

高校生の演じる、完璧な集団演技、シャープなお芝居もすばらしいですが、60分という厳しいタイムリミットのないおかげで、台詞の速度もゆったりとしていて、亀尾先生の脚本の真骨頂である言葉遊びが手に取るように分かって、台詞にこだわって芝居を観てしまう私には、大満足でした。
役者さんも個性豊かで、ユーモアたっぷりの方が多く、観客に問いかけ、観客を巻き込んだ楽しい舞台でした。
さらに、様々な年代の、様々なバックグラウンドの方が演じられることで、芝居自体に厚みが出て、強烈な教訓をもたらす作品になっていました。
亀尾先生は、「庶民の猥雑さ」と表現していらっしゃって、笑いましたが・・・
物語のエッセンスは同じなのに、高校生の息の揃った「美しい」舞台と対照的に、「人間臭さ」のあふれるユーモラスな舞台で、どちらも観られた幸福にしばし浸っていました。
亀尾先生の作品を初めて観る1年生たちも、上演後はしばらく歓声を上げて、キャストの皆さんと写真を撮ったり、お話をしたりしておりました。
「見に来て良かったです。」
「誘ってくださってありがとうございました」
と紅潮した笑顔を観ていると、本当に良かったと思いました。

そして、何より、芝居を観た後の感動を分かち合える歓びを味わうことができました。

また、良いお芝居があれば、こちらのブログでもお知らせすると思います。
まつシニア様とも、ご一緒に、お芝居のお話ができましたら幸いです。

光市民ミュージカル、素敵ですね。
今日の「異伝ヤマタノオロチ」も一般の市民の方が参加した劇でした。
指導者のしんと、私達の地元でもこういう試みができないかね?と話していたばかりでした。
光市民ミュージカルは、もう随分長くつづけていらっしゃると思います。
私も、一度お邪魔してみたいです。

夏休み中、光附属中学校の演劇クラブの指導に二度ほど行かせてもらって、中学生たちならではのピュアで生き生きとした演技を見せてもらって感激しました。

しみじみ、演劇を気軽に楽しめる豊かな文化のふるさとにしたいものだと思ったものです。

草の根の文化振興・・・頑張りたいです!

【2012/09/02 20:56】 URL | Chi #-[ 編集] | page top↑
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