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12/29[四国大会感想ver.タマ]
こんにちわ、タマです。
遅くなりましたが四国大会の感想をば。
みんなで分担して、それぞれ3作品の感想を書かせて頂きます。

来年の全国大会出場校さんの作品は、ネタバレを含みますので一番最後に書かせて頂きます。



上演3 土佐女子高等学校演劇部
[雨上がりの自由律]
≫昔、児童クラブで幼い子供達とその先生が過ごした家が取り壊されると聞いて、大人になった四人の女性がその家に集結する。昔の思い出話や今の現状などを語り合い、これからに向かってまた歩み出していく...というお話。

≫セットがとても細やかで、[年月が立ちボロボロになった家]、というのがとてもわかり易く、今にも埃が立ちそうな素晴らしいセットでした。登場人物の一人である、[美玖]が幼い頃に描いた[河村の絵]や、子供達が遊んだであろうおもちゃの数々。それらを手に取りながら、四人が昔を思い出し、進んでいくストーリー。

≫四人は、仕事を持っていたり、家庭を持っていたり、大学で絵を描いていたり、またはバイトをしていたりとそれぞれがそれぞれの人生を生きている。そんな中、再び集まったこの家で15年後の自分へ宛てて書いた手紙を見つけ、昔の自分が将来やりたかった事や想いを改めて思いかえし、今の自分の悩み、不安を乗り越えていく。
昔の自分というのはなんの苦労も知らず、夢ばかり見ているもので、そんな自分の手紙を読み返すとすごく恥ずかしくなりますよね。でも逆に、その純真無垢な言葉が励ましとなることがあるのかもしれません。この作品は、人生経験が長ければ長いほど考えさせられるものがあるのではないかと思いました。


上演6 徳島県立富岡東高等学校羽ノ浦校演劇部
[夜帰(やき)]
≫文化祭前の夜の教室で、演劇の小道具を展示する演劇部と、1人で鉄道同好会を開き電車の模型を組み立て試走させている男子生徒。演劇部員の仲間割れと、男子生徒の「出戻り」疑惑。リアルな教室のセットと男子生徒の醸し出す不思議な雰囲気でゆっくりと進んでいくお話。

≫この鉄道好きの男子生徒が、友達との家出未遂の様子を語る際、教室の床に組み立てられていた電車とレール、家の模型を使って語るのですが、その方法がなんと教室の証明を暗くして、実際に灯りをつけた電車を走らせて語るというもの。それによって出来る影と、男子生徒の語りが絶妙にマッチして、自分もその時、同じ電車に乗って体験しているかのようでした。

≫お話の中で、「家出して、考えて戻ってきた」というようなフレーズが出てくるのですが、その「考えて」というところで、[根拠のある自信]と、[根拠のない自信]の話も絡んできます。男子生徒は、「自分は[根拠のない自信]しか持つことができないからこそ、その自信にかけてみたい」という考えを持って、帰ってきました。でも、[根拠のない自信]と訴える男子生徒の言葉は、何故か強く、説得力を感じさせるものでした。
ラストにその言葉が揺らいでしまうようなことがあったのですが、しかし彼は考えて、きちんと戻ってきます。
何を考えていたのか、まだ私は考え中です。深いお話でした。


最後に、来年の全国大会に出場される高校さんの感想を書かせて頂きます。
ネタバレを含みますので嫌な方はスルーなさってください。



上演9 愛媛県立松山東高等学校演劇部
[夕暮れに子犬を拾う]
≫キャストもスタッフも全て二年生で上演された作品。来年の、部の存続が心配です。しかしクオリティはとても高く、キャストさんは皆素晴らしく上手かったです。

≫何処かの公園と思われる舞台。そこに、いじめを受けている山本ミーナと、その人を守るために集まった3人の仲間。[山本ミーナを守る会]、略して[やままも会]を、ミーナを含む4人で結成する。結成当日の夕暮れ、ダンボールに捨てられた子犬を拾い、公園で飼うことに。飼ってくれる人を探しつつ、ミーナを守る日々。

ある日、その会の存続が怪しまれるほどの深刻な事実が明かされる。

≫前半はボケとツッコミが炸裂した、テンポが良く非常に楽しいもので、ラストになるにしたがってトントンと怪しい雰囲気が流れ出します。全体として非常にまとまっていて、流れがわかり易く、また現代の高校生によくある「いじめ」が話の筋になっているので、とても感じやすい、感情移入しやすい作品でした。

よかれと思って自分の決めた道を真っ直ぐに進んで行こうとするサオリや、そのサオリが暴走しだしたら全力でとめると誓うリナ。暴走する前に引きたくない手を引いて去って行くトモカ。どんどんバラバラになっていくのを観ていて、とても辛かったです。また、ミーナは過去に、今いじめを受けている人を逆にいじめていたことがあり、それは自分の意思でないにしろ引き返せない事実となってミーナに襲いかかってきます。

加害者が被害者に。どちらからともなく始まったこの[戦争]は、この先どうなっていくのか。片岡先生はこの作品に、国際情勢を見た、と仰られました。まるで日本やアメリカを見ているようだと。
また、サオリは最後まで、やはり一人のままになっていくのか。
とても考えさせられるお話でした。




以上で感想を終わります。
松山東高等学校さん、全国大会頑張ってください!
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