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県大会終了:これからの課題
顧問Hatchです。

県大会は本当にどこが中国大会に進んでもおかしくないと言えるほど中身の濃い上演ばかりで、今年は華陵高校、中国大会へ進むことができませんでした。応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。
DSC_2937.jpg写真提供:大会実行委員会

しかし、ここで止まっていることはできません。常に「よりよい表現、よりよい舞台」をめざし、これからも舞台芸術部は前に進んでいきます!

さて、前顧問のChi先生もブログに書いておられましたが、審査員の柳沢先生(劇団演劇街代表)とお話しをする機会がありました。その際いただいたコメントを私なりに解釈した内容を、以下にまとめておきます。

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最初からすごいエネルギーで圧倒され、どんな展開が待っているのだろうと大いに期待させられた。しかし中盤以降、全体の流れが「同じリズムの繰り返し」になっていた。一連のショートコントという感じで、「どういう世界を見せてくれるのだろう」という期待が次第にしぼんでいった。らせん階段のように、同じ場所を回りながらでも、上に向かって進んでいけないだろうか。

自分はこの台本を「不条理劇」だとは思っていない。部屋の外側で起こっていることから取り残された(逃げようとした)人々がこの空間に集まり、あるコミュニティーを作ろうとして破綻する、というストーリーがあると思う。また、何か社会的な事象のたとえ話がちりばめられているようにも感じる。そのような切り口で舞台を作れなかっただろうか。

「それぞれの登場人物が、自分の抱えている問題からどのように逃げようとした結果この閉塞空間にたどり着いた」という解釈はその通りだと思う。であれば、登場人物は逃げてきたその空間で何を実現しようとしているのだろうか? それが見えてこない。それぞれが実現しようとしていることが、お互いの干渉によって実現できなくなるからこそ、様々な小競り合いが起こっているはず。

ラストシーンの直前で外に出る場面はあるが、その後浪人生の部屋の閉塞感には変化がない。壁が一部なくなっているとか(たしかにドアは外れているが、その状況は目に見えない)、窓の雨戸が開けられているとか、そのような変化をつければ「解放感」が表現できたと思う。

最初と最後で女子大生と浪人生の関係は結局大きくは変わっていない。外に連れ出そうとする台詞、その誘いに乗る台詞はあるが、身体表現としてそれがないのが残念。

空間の使い方や役者の立ち居振る舞いが見事で、よくできた楽しい舞台であったことは間違いないのだが、それだけに、「もっとできたのでは」と思ってしまった。

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今大会講師の篠﨑先生は、閉会行事での私の質問(「演出で行き詰まった時には何を参考にしたらよいのでしょう」)に対して「愛情へのアンテナを常に張っておくとよい」と答えてくださいました。今回の作品を作るに当たり、それぞれの登場人物が何に怯え、何を求めてあの場所にやって来たのかを考えるとき、「愛情へのアンテナ」が敏感であれば、もっとアイデアが出たかもしれません。
また高校生の質問(「演出を始めたいのだが、なにから学べばよいか」)に対しては、「有名な小説を読みなさい」と答えておられました。小説には台詞だけでなく、そこに至るまでの心の動きが細かく書いてあります。感情がどのように動いたときにどのような言葉(しかも、説明的でない言葉)が出てくるのかを知るには、小説は絶好の教材ということです。私は小説よりも論説が好きなのですが、これからもっと小説も読もうと思います。とりあえず学校の図書館に行こう。

とか前向きなことを書きつつ、やっぱり悔しいです。悔しさをそこに留めることなく、いかに昇華させていくか。次の作品に向け、再スタートです。
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【2013/10/28 20:50】 | 日記~2013県大会 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
<<10/28(月) 他校の感想 | ホーム | タイトルなし>>
コメント
収穫の多い大会でしたね!
お疲れ様でした。
どれほど悔しいか・・・よく分かります。
私も、なんど、悔しさにのたうち回ったか・・・

でも、さすがブタ芸諸君、そして片岡先生!
悔しさ、辛さと一緒にたくさんのものを持ち帰られたようで、安心しました。
きっとまた素敵な作品が創れますよ!

他校の上演を必死で観て、篠崎先生の幕間講評に真剣に耳を傾け、自分たちなりに他校の上演の良いところをノートにまとめている、ブタ芸のみんなの姿を後ろから見て感心していました。

前記事の感想も、1年生とは思えないしっかりしたものですね。

きっと大きな一歩を踏み出されることと思います。

片岡先生の記事にもあった審査員の柳沢先生は、身体性の大切さも説いていらっしゃいました。
猫背や曲がった姿勢は役者に余計なニュアンスを背負わせてしまいます。何でも演じられるように、ニュートラルな状態を創る…。
柳沢さんに言われて、腕を大きくゆっくりと回しただけで、肩の力がすっと抜けて、楽になりました。
もし、機会があったら、これから1,2年生の可能性をさらに高めるために、一度指導に来ていただいたらいいかもしれませんね。

次は華陵、なにをやってくれるんだろう!?とわくわくする作品、待ってますよ!!
素敵な1年生もいっぱいいることだし、きっと面白い作品ができますよ。
本当に楽しみです。

今回が最後になっちゃう3年生……私の心から愛する教え子たち、トキ、ワタ、しっかり自分の将来のためにがんばってください!!
懸命に演劇に打ち込んだ日々と、それでも評価されなかった悔しさは、必ず君たちの将来の大きな糧になると思います。

がんばれ、ブタ芸!
ずっと応援してますよ!
【2013/10/28 21:26】 URL | 前顧問&楽しませてもらった観客Chi #-[ 編集] | page top↑
Re: 収穫の多い大会でしたね!
こんちには、返信が遅くなってしまってすみません!

姿勢のことは、以前他の方々からもご指摘があり、「なるほど確かにな」と思っていました。姿勢一つでニュアンスが変わってくるというのも、面白いです。そういえば大会で、「悪魔のいるクリスマス」の作家さんが常にちょっと猫背で、ほかの役者さんと、より違った雰囲気が出ていた様に思います。いつか姿勢で、そういうひと工夫をしてみたいな。


Chi先生も仰られるように、1年生はみんな個性豊かでとても楽しく、色々なことができるので、それらを活かして、創作作品(次の地区大会の作品!)をいいものにしていきたいです。アドバイスをいただきに行くかもしれませんが、その時はぜひ宜しくお願いします。

ワタとトキには、最後まで(まだ最後じゃないかもだけど)本当にお世話になりました。ワタの多種多様な演技力と、トキの色んな意味で飛び抜けた演技や演出をお手本に、自分たちなりの作品作りを頑張っていきます!
【2013/11/08 06:51】 URL | タマ #HUmB7UCc[ 編集] | page top↑
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