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演出に関する一つの考え方
 顧問Hatchです。今回は、「どうやったらいいか分からない」と言う人の多い「演出」について書きます。と言っても私もよく分かりません。
 そこで、そもそも演出とは何なのか、演出家という仕事をしている人の考え方を一つ紹介します。他にもいろいろな考え方があるとは思いますが、一つの考え方として参考になると思います。

以下、引用---------------------------

演出家、西田シャトナーさんのツイッター(@Nshatner)より:連続ツイートをまとめました。

 脚本だけではストーリーは構築できない。演出がストーリーをドライブする。ただの挨拶シーンを悲劇にできる。戦いのシーンを友情のシーンにできる。『ハムレット』を、戯曲そのままで、コントにもできるしアクション芝居にもできるし…そしてもちろん退屈な破たんした物語にもできてしまう。戯曲、演技、スタッフワーク、流れる時、すべてを素材として、物語を構築する。それが演出だと僕は考えている。素材と言っても、演技とかスタッフワークは常に生きていて変化するから、そこんところが、ほかの芸術に比べて特徴的だね。
 あら…うまく言えてないな。つまり演出とは、「物語」を構築する仕事。脚本によって既に構築された物語に味付けするのではなくてね。脚本すら、物語の素材でしかない。
 一応、理念的な心構えとして、「もしも手元に、”アメンボ赤いな”が500回繰り返されるだけの脚本しかなくても、ちゃんと物語を構築してみせる」そう覚悟して演出作業に臨む。実際、それは可能だしね。アメンボの歌を繰り返す。それだけで、ちゃんと感動して泣ける芝居を作ることはできる。
 僕の好きな遊びで、

   A「お前だろ」
   B「いえ、違います」

 この2つのセリフだけしか言わないルールで、役者2人が延々演技をする、という遊びがある。遊びというか、まあ演技鍛練なんだけども。これね、意外な程、いくらでも演技できる。
 小道具が椅子一脚だけでやっても面白いし。一人が拳銃持ってても面白いし。壁際に2人しゃがんでタバコ吸いながらでも面白いし。時計の音だけコチコチ聴こえる中でやっても面白いし。窓の外の遠くから戦争の音か聞こえる中でやっても面白いし。一人だけがスポットライト浴びてる中でやっても面白い。つまり、演技次第で物語は無限に変わる。どんな演技をオーダーするか、どんなスタッフワークをオーダーするか、その演出によって、物語は決定されてゆく。
 「お前だろ」「違います」だけで芝居を作るのは面白いよ。2人芝居でやっても面白いけど。例えば8人の役者を使って、主人公が、まず最初に出会った相手に、「お前だろ」という。相手は「違います」と答える。主人公は食い下がって、何度か「お前だろ?」聞くけど、相手は何度も「違います」という。2人目にも、主人公は「お前だろ」というけど、相手はやはり「違います」という。3人目も、4人目も、それぞれの言い方で「違います」という。5人目は、かなり思慮深く沈黙するので、「はい、私です」というのかと思いきや、やはり「違います」という。
 6人目では主人公はもう心が折れて、「お前だろ」と言う気がなかなか起きない。だけど相手がずっと沈黙して、質問を待っている。だから、しばらく考えて、主人公は静かに聞く。「お前だろ」 静かに相手は「違います」と言う。
 7人目が現れた時、主人公は恐怖を感じる。もう誰も決して「私です」とは答えないだろう。7人目は、まだ主人公が質問もしていないのに、口を開き始めている。その口は、きっと「違います」と言うに違いない形をしている。
主人公は、決してもう質問したくないので、目を背ける。背けても、その方向に7人目は移動し、口を開きながら質問を待つ。やがて気が付くと、主人公はそれまで登場した全員に取り囲まれている。皆、口を開きかけている。皆が主人公の質問を待っている。主人公はついに観念し、質問する。「お前だろ」照明が落ち、暗闇の中で、7人の相手が口をそろえ「違います」と言う。 …とかね!
 それを、無音の中でやってもいいし、風の音の中でやってもいいし、遠くを時折り汽車が通り過ぎてゆく気配の中でやってもいいし、静かなピアノ曲の中でやってもいい。登場する相手は皆スーツ姿でもいいし、誰かが動物の姿でもいい。いろいろな可能性がある。
 つまり演出とは、文章によって物語を作る作業ではなく、「出来事」によって物語を作る作業ってことだね。なかなか楽しいよ。

------------------------引用終わり

 「演出が苦手」という人、大会のシーズンが一段落したら、ここに書かれていることをやってみませんか?
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【2013/09/18 19:55】 | 日記~2013県大会 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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