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第37回四国地区高等学校演劇研究大会 1日目 感想
こんにちは。エリです。
先日ぶたげい4人&片岡先生&千晶先生で四国大会に行ってきました。
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それでは観劇した感想を書いていきたいと思います。
ネタバレが含んでいるところがあるので、気をつけてください。
私の解釈が間違っている所があったらすみません。



上演1 徳島県立小松島高校「補習授業は暑くて長い」
幕が開いた瞬間から、全員生徒が後ろを向いてずっと黙っていてだれも言葉を発しない。
しばらくしてから先生が「沈黙、止め。」と言うまで何をしているのか想像がつきませんでした。
インパクトのある幕開きから始まり、臨時教員の教員採用試験の結果や受験生達の様々な想いが「補習授業」を通して明らかになってきます。
最初のシーンである男子生徒が宗教改革のことについて「同じ宗派なのに、それぞれ違う道がある」ということを主張していたのですが、それがラストの先生や生徒がそれぞれの道を選んで歩んでいく姿につながるのかなと思いました。
舞台装置は、下手に教室の窓があってそこからSSで夕日を表現したりして、照明で時間の経過を上手く表していました。


上演2 高知県立高知追手前高校「戦場のピクニック」
この作品には裏切られました(笑)もちろん良い意味で!
戦場で敵が襲ってくるのを今か今かと待っている主人公(←主人公じゃなかったらごめんなさい)の所へ、いきなり主人公の両親が「元気だった~?」と陽気に登場します。
生死をさまよう戦場で、あんなに軽いノリで現場に乗り込んでいく姿はかなりシュールでした。笑
そこから敵の軍人もやってきて、みんなで楽しく食事をしたり、踊ったりします。(何度も言いますが、戦場で!)食事をするシーンでは、実際にサンドイッチやぶどう酒などを食べながら演じていました。いいですねえ、私も一度消え物を使った芝居をしてみたいです。
私は個人的に主人公の両親のキャラがとっても好きで、特に空から空襲が来た時主人公と敵の軍人はすぐに岩影に隠れて自分の身を守っていたのに両親は優雅に傘をさして「見て~!飛行機よ~☆」と仲良く飛行機を見ている姿が印象に残っています。
コントのように楽しく戦場のピクニックをしている家族と敵の軍人さんでしたが、物語の終盤で大きな展開をみせます。味方からの連絡に、踊りに夢中になって気づかなかった家族と敵の軍人さんは、突然味方からの空襲に遭って全滅してしまうのです。このまま楽しい雰囲気で終わるのかと思っていた私はここで裏切られました。笑
人が死んでしまうって相当大変なことなのに、まあなんというあっけなさ!
しかし私にはそれが逆に恐ろしさを増しているというか、素直にリアルに殺されるよりもっとおぞましいものを感じました。
「戦争」という重い問題を敢えて笑いなど明るいテイストで描くことによって、よりいっそう戦争の惨さやくだらなさが際立っていたように思います。
40分と短めの劇でしたが、寧ろちょうど良い長さでした。


上演3 香川県立坂出高校「全校ワックス」
面白い。とにかく笑いました、それもでかい声で!笑
物語は出席番号でたまたま集まった生徒が、ワックスがけをするというシンプルなお話でした。
淡々と話が進んでいくのだけど、その中で意外な事実や登場人物の衝撃的な過去が分かってきたり、いろんな出来事が起こっていきます。
一幕ものなのに最後まで全く飽きずに観ることができました。
講評で審査員の方が「もっと空間を狭くしたら息苦しさが増して、生徒が告白せざるをえない状況に説得力がでたかもしれない」と仰っていて、空間の使い方にも色々種類があるのだなあと感じました。
劇的な何かは起こらないのだけど、心にじ~んと染みるような、そんな素敵な作品でした。


上演4 愛媛県立松山東高校「海がはじまる」
毎年7月に行われている伝統行事「ボートレース大会」。
女子高校生4人が浜辺で大会が始まるのを今か今かと待ちわびているのですが、実は全部真っ赤な嘘。
本当はボートレース大会は2日前くらいに中止になっていて、女子高生達はボートレース大会「ごっこ」をしていただけというものです。
私もすっかりだまされてしまって話の途中で「あれ?ボートレース大会って本当にあるのかな?」とどっちが真実なのか考えさせられながら、わくわくして観ることができました。
校長先生や女子高生4人以外の登場人物を架空の人物として扱っていて誰もいない空間に台詞を言う、というかんじだったのでどっちの意味にも取れる絶妙な演出でした。
是非もう1度観て、「答え合わせ」がしたい気分です。


上演5 徳島県立城ノ内高校「三歳からのアポトーシス」
今大会の最優秀作品です。
はっきりと言いますが、何もわかりませんでした。
幕開けからうす暗い照明、中央に白いパイプにつながれている男の人が奇声を発したり、女の人がいきなり出産と称して膨らんでいるお腹から大量のカラーボールを床にばらまいたり、ストッキングを頭にめりこむまでかぶって遊んでいたり。
もう何がなんだかわからない!
というのが私の率直な感想です。
上演中もどうこの作品を観たらいいのか分からず、このシーンにはどんな意味があるのか、どんな意図があるのかフル回転で考えていたのですが何も組み取れませんでした。
何というか、私的には「何か意味がありそうな香りはするのだけど、案外なんの意味もない」というシーンも中にはあったんじゃないかと思います。というか、そうだと思いたい!
でも、この作品は私に強烈なインパクトを与えてくれました。
見終わった後も自分の中でずっと闘々としていて、その日の夕食中や帰り道でもずっとみんなでこの作品の話ばかりしていました。
まさに「記憶に焼き付けられたお芝居」だと思います。
審査員の方はこの作品を最優秀に選んだ理由に「私は久々に演劇を『観る』のではなく『体験』、『目撃』をした。」と仰っていて、本当にその通りだと思いました。
私も今まで観てきたどの演劇作品にもない「異色な雰囲気」を味わうことができたように思います。
また審査員の方が「ネット社会で何でもすぐに答えを知ることができるようになった現代に、『疑問』を持つことは決して悪いことではない」とも仰られていました。
私は分からないと気が済まなくて自分の中で納得できるまで考えてしまうタイプなのですが、この「三歳からのアポトーシス」という作品についてそう考えること、つまり分からないことを分かろうとする努力をさせてくれること自体が、この作品の魅力でもあるのかなとも感じました。
長崎でどんな反響が起きるのか、今から楽しみです。



2日目は、また後日上げます。
To be continued...
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【2012/12/29 23:38】 | 観劇メモ | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
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